住まいに関するお悩みや疑問はありませんか?
安心して暮らすために欠かせない住まい。身近な存在ですが、契約、メンテナンス、お金のことなど「どうすればいい?」と困ってしまうことも少なくありません。そんな住まいに関するお悩みや疑問を聴き、一緒に考えてくれるのが住まい情報センターの「住まいの一般相談」です。さまざまな相談を受けている相談員のみなさんにお話を聞きました。
住まいの一般相談についてはこちらをご覧ください。
Qどのような相談がありますか?
住まい手のみなさんから、さまざまな相談をお受けしています。
たとえば、ひとり暮らしの高齢者の住み替え相談や、賃貸住宅退去時の原状回復におけるトラブル。その他、売買やリフォームに関するトラブル、分譲マンション管理に関することなど。
コロナ禍には市営住宅の申込み方法や条件の問い合わせが増加しました。それぞれに状況や背景が異なるので、同じトラブルといっても一つ一つのご相談内容はすべて異なります。
Q幅広い相談にどのように対応しているのですか?
相談員の役割は、相談者さんが次のステップに進むためのお手伝いをすることです。相談者さん自身で納得のいく選択ができるように、一緒に考え、問題を整理します。まずは相談者さんのお話をじっくりとお聴きします。
住宅の問題は複雑で、解決のための専門的な窓口も複数あり、誰に何を相談すべきかわからず不安に感じている方もおられます。何から話してよいのかわからないときでも、内容を少しずつ整理しながら、問題の本質に近づいていきます。
次のステップに進む糸口が見つかれば、情報提供や専門家相談のご案内をします。相談員はより必要な情報提供ができるよう、制度や法改正等の情報を収集しています。相談内容によっては、弁護士/ファイナンシャル・プランナー/建築士/マンション管理士など、住まいの専門家相談につなげていきます。
Q住まいのトラブルに巻き込まれないコツはありますか?
当事者として住まいに関心を持つことです。たとえば賃貸住宅なら、退去時の原状回復に関するトラブルが多いです。契約書を最後まで読む、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を確認する、入居時・退去時に部屋の状態を写真で記録しておくなど、リスクを減らす方法はいくつもあります。入居中に見つけた部屋の不具合は、その時に貸主に通知することも大切です。
センターでは「住まいの基礎知識セミナー」を実施して、知識の普及に努めています。幼少期から住まいに関心を持ってもらうことを目的に、子ども向けの住教育にも取り組んでいます。成年年齢が引き下げられたので、高校生にも契約の重要性を伝えたいですね。
- 基礎セミナーなどのセミナーの情報はこちらから
インタビューを終えて
「悩みを一人で抱え込まないで、まずは私たちにお話を聴かせてください」
相談員さん全員に共通する想いです。窓口を訪ねてみると、落ち着いた入りやすい印象を受けました。相談員のみなさんが、安心できる雰囲気づくりを大切にされているのだそう。
みなさん宅地建物取引士等の資格を取得するなど、日々勉強を重ねていると聞きました。住まいのお悩み、相談できる場所があるとわかり安心しました。
トラブルは未然に防ぐことが何よりも大切です。日頃の情報収集に、住まいの相談、セミナー、ライブラリーを是非ご活用ください。