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長屋から考えるこれからの都市居住
長屋の取材でご相談したいと和田さんに連絡したところ「福島の長屋の調査に行っていました」とお返事がありました。
取材時には「暑いのも、寒いのも平気。調査の合間に炎天下の公園でごはんを食べたりね」と調査時のエピソードも。
今昔館の企画展「大阪の長屋」では、和田さんと寺内信(まこと)教授(元大阪工業大学)の調査の痕跡が展示されています。 切り離されて一戸建てになった長屋も「最後まで見届ける」と記録し続けていると和田さん。
記録帳が展示されている
シンポジウムでは、多くの長屋の改修を手掛ける二人の建築家に登壇いただきました。お二人は「長屋」を次世代に継承していきたいと話されています。「長屋」には惹きつけてやまない魅力があるようです。
94号制作にあたり快く取材に応じてくださいました和田さん、辻榮商店、シンポジウムにご登壇いただきました魚谷さん、吉永さん、髙田さん、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
あんじゅ編集スタッフ