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開催終了

親子で楽しむ企画展「モスリン」—ちょっと昔の普段着きもの—

2008年2月23日(土)〜2008年4月6日(日)

明治から昭和初期にかけて、流行した「モスリン」。特に、長襦袢や子ども用の着物として広く普及しました。

モスリンは、幕末以降ヨーロッパから大量に輸入された毛織物です。明治時代前期に、大阪の岡島千代造により染色技術が発達しました。当初は生地を輸入していましたが、明治時代後期には製織が国内で行われるようになり、大正時代にはヨーロッパへも輸出するようになります。大阪の重要物産にも数えられたモスリンですが、普段着であったため残りにくく、これまで紹介されることはほとんどありませんでした。

京都古布保存会では、モスリンを多数コレクションしています。「モスリンと大阪」「モスリン着物の柄行の魅力」「モスリンと子ども着物」というテーマで展示することによって、国内で生産されたモスリンと当時の人々の生活を紹介します。

<展示構成>
 1)モスリン素材と大阪
 2)モスリン着物の柄行の魅力
 3)モスリンと子ども着物

<出品協力>
京都古布保存会

<入館料>
企画展のみ300円
企画展+常設展
一般:800円(団体740円)
学生:500円(団体470円)

■セミナー
「着て覚えるきものの知識」
9階常設展示室内に復元された町家の中で、親子で着物についての話を聞くセミナー。お子様は着物を着ていただけます。
日時:平成20年3月29日(土)13:30〜15:30
講師:似内惠子(京都古布保存会会長)
場所:9階展示室内
定員:10家族(保護者とお子様)
対象:お子様は小学校3年生以上

■講演会
「明治・大正・昭和のきもの文化」
日時:平成20年3月20日(木・祝)13:30〜15:00
場所:住まい情報センター3階ホール
講師:藤井健三(財団法人西陣織物館顧問)
定員:200名