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開催終了

重要文化財 中井家伝来茶室起こし絵図展—江戸時代のペーパークラフト—

2013年3月9日(土)〜2013年4月7日(日)

 起こし絵図というのは、江戸時代に多く制作された立体的な図面で、台紙に平面図を描き、その上に立面図や内部の展開図を描いた厚手の紙を張り合わせたものです。茶室をはじめ数寄屋建築が中心で、通常は折り畳んでおき、見るときには壁面を起こして模型のように組み立てます。
 江戸時代に大工頭を務めた中井家には当時の資料が伝来し、現在「大工頭中井家関係資料」として重要文化財に指定されていますが、そのなかには茶室起こし絵図も多数含まれています。
 この展覧会では、中井家に伝来する茶室起こし絵図を一挙に公開し、その魅力を紹介するとともに、茶人としての中井家にも焦点を当てます。

<主  催>  大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)
<会  場>  大阪くらしの今昔館8階 企画展示室
※会場へは1階または地下1階より専用エレベーターをご利用ください。
<入 館 料>  企画展のみ 300円 
        企画展+常設展  一般   800円(団体700円)
                 高・大生 500円(団体400円)
                 ※学生料金は学生証要提示
        ※年間パスポートでもお入りいただけます。
        ※中学生以下、障がい者手帳持参者、市内在住の65 歳以上の方は
         無料です(証明書要提示)。
<展示内容>  妙喜庵待庵、高台寺時雨亭、如庵、伏見奉行屋敷小座敷などの
        起こし絵図
         古田織部書状、近衛信尹(のぶただ)書状
         中井正清像、中井正知像
        など

<関連事業>
・講演会
  日 時:平成25年3月31日(日)13:30〜15:00(開場は13:00)
  講 師:熊倉功夫氏(国立民族学博物館名誉教授、静岡文化芸術大学学長)
  テーマ:茶室と日本文化
  場 所:住まい情報センター ホール(当館ビル3階)
  定 員:200名(要事前申込、先着順)
        
  参加費:無料
  申 込:事前申込制