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開催終了

景聴園×今昔館 描きひらく上方文化

2020年11月4日(水)〜2020年11月23日(月)

「景聴園(けいちょうえん)」は京都で日本画を学んだグループです。80?90年代生まれの関西出身の作家5名と企画を担当する2名が所属し、2012年に結成されました。同世代でありながらも異なる制作スタイルを持つ作家たちを中心に、日本画を通して文化と歴史を再考することで絵画のあり方を見つめ、日夜議論を重ねながら制作と発表を続けてきました。第6回目を迎える今回の展示は、大阪での初開催となります。
大阪くらしの今昔館は、大阪における住まいの歴史を紹介する一環として、江戸時代を中心に近代までの美術・歴史資料を所蔵しています。それらは床の間や座敷で掛軸や屏風として、生活の中を彩るものとして、生活に取り入れられてきました。時代の流れとともに住まいは郊外にうつり、座敷を持たない家も増え、生活の中で日本画に親しむ機会も少なくなってしまいました。しかし現在も、連綿と続いてきた日本画の歴史を継承して学び、絵を描くことについて問いかけながら制作活動をつづける人たちがいます。
景聴園の作家たちは当館で展示をするにあたり、所蔵品の熟覧を重ねることで大阪の歴史と文化から着想を得て、それぞれのテーマを設けました。本展では、5者5様のアプローチによって描き出された景聴園の新作を中心に今昔館の所蔵品も交えながら、上方で発展してきた都市文化が持つ奥深い世界を展開します。

開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会 場:大阪くらしの今昔館 8階 企画展示室
    (一部作品は常設展示室内に展示)
休館日:毎週火曜日、ただし祝日を除く
主 催:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
企 画:景聴園(乃村拓郎、古田理子)

入館料:企画展のみ300円
    常設展+企画展 一般800円(団体700円)
            高・大生500円(団体400円) 要学生証原本提示
    ※年間パスポート、大阪周遊パスで入場可
    ※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名含む)、
     大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書原本提示)
交通アクセス:Osaka Metro堺筋線・谷町線、阪急線「天神橋筋六丁目駅」3番出口
       から直結
       JR大阪環状線「天満」駅から北へ650m

作家名   「新作テーマ」×今昔館出品資料
上坂 秀明 「大阪の水景」×よと川の図(淀川勝景)
合田 徹郎 「大坂文人たちの交流」×福原五岳「虎渓三笑図」
服部 しほり「天神祭」×御迎え人形 
松平 莉奈 「大阪はたらくおんなの十景」×機械式計算機・パソコン・電話機
三橋 卓  「遊び・玩具」×郷土玩具・羽子板

関連講演会「景聴園×今昔館」
関西若手の日本画グループ「景聴園」の展覧会「景聴園×今昔館 描きひらく上方文化」の開催にあたり、これまでの活動と今回の企画展の展示内容について出展者が解説します。

◇日時 : 11月8日(日)13:30〜15:00
◇講師 : 景聴園(出展者)
◇会場 : 大阪市立住まい情報センター5階研修室
◇定員 : 25名
◇参加費 :無料。要景聴園展の入館チケット提示