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資料紹介「浪花行事十二月 七夕月 盆をとり」 二代貞信 作、昭和14(1939)年

お知らせ

 当館の所蔵資料「浪花行事十二月」には、江戸時代の浪花の年中行事風俗が旧暦の月ごとに描かれています。今回はその中から、7月の行事「七夕月 盆をとり」をご紹介します。



盆踊りは旧暦七月十五日・十六日のお盆の時期に寺社の境内に集まり、死者を供養するために踊る行事です。満月の明かりに照らされ、揃いの笠と着物で列をなして踊る女性たちが描かれています。手前には菊花模様の燈籠が風にたなびき、夏の夜の風情を感じさせます。

『大阪繁華風土記』の七月の項には、盆踊りについて「当月踊十五日より八朔迄所々におどり有、軒へ丸太をわたし芝居又茶屋のてうちんをつり東雲までをどる也」という記述があります。

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