第8回大阪市ハウジングデザインシンポジウム(令和3年度開催)
商店街と暮らす
~都市居住の魅力を考える~
令和4年2月20日(日)に「第8回大阪市ハウジングデザインシンポジウム」が開催されました。
コロナ禍における日常生活の中で、身近な地域での暮らしが見直され、都市で住まうことの魅力が再発見されたのではないでしょうか。
東京・世田谷区の下北線路街BONUS TRUCKと大阪・大正区の三泉商店街にあるon:e Lab.の事例からこれからの都市居住の魅力について考えました。
※本内容はあんじゅ90号に掲載されております。
下北沢カルチャーを踏襲しながら、 新しい商店街へ
BONUS TRACK (ボーナストラック)/運営者:株式会社 散歩社
ライブハウス ・ 演劇 ・ 古着屋などの小売店が多く集まる下北沢。
エリア内には6つの商店街があり、 個性豊かな小売店が連なった独特の街並みがある。
店同士のコミュニティも強く、 サブカルチャーが育まれてきた場所だ。
小田急線の地下化によっ て2020年に生まれた新しい 「街」 下北線路街は、 街を一変させる開発ではなく既存の街を支援する開発がコンセプト。
その一つとして、 下北沢駅と世田谷代田駅のちょうど間に、 4月BONUS TRACKが誕生した。
BONUS TRACKを運営する株式会社散歩社は、 計画 段階から参加し、 テナント入居者でもある。
現在入居しているのは、13店舗(2022年2月20日現在)。
日本各地の発酵食品を集めた 「発酵デパートメント」 、 日記の専門店 「日記屋 月日」 など個性豊かな 〝他にはないお店〞 があるとして 「新しい商店街」 と銘打った。
オープンと同時期にコロナ禍に突入したが、 その状況でも「散歩をしよう」 と呼び掛け、 近隣の方の利用を促したり、 季節ごとに地域の親子向けのイベントを実施するなど、 地域との関係性を意識している。
インターネット上で完結してしまう商売を、 リアルな場を運営している強みとして、 コーヒーを買いに来たら、 発酵食品のお店が目に付いたなど、 普段の生活では出会えない店舗や商品と出会うという、 日常的な体験の中に創造的な体験を提供でき る場所と捉えている。
チャレンジを促していくスペースに
近年、 下北沢駅周辺の賃料高騰により、 個性豊かな小売店が減少するにつれて大手によるチェーン店が増加し、 かつての〝下北沢らしさ〞 が失われつつある。
個人が小商い (スモールビジネス) を始めやすい環境を作り、 下北沢らしい街並みを未来へ引き継ぐため、坪2万円(諸経費および共益費は除く)という賃料に設定し、チャレンジのハードルを低くした。
BONUS TRACKには、 開店希望の声も多く届く。
今後はテナント入居者のomusubi不動産と連携し、 周辺エリアも含めた空き家のマッチングも考えている。BONUS TRACKをハブに地域が面白くなり、まち自体の景色が変わればと未来を見据える。
元線路跡地「トラック」に 、 ボーナス的(特別)に生まれた 場所。また、CD音盤における 余白「ボーナストラック」とも 重ねて、余白のような場所と して、様々な人にやりたいこ とを自由に表現してほしいと いう思いが込められている。
三泉(さんせん)商店街に生まれた秘密基地。 若者集まれ!
on:e Lab. (ワンラボ)/ 運営者:on:e Lab.(大阪・大正区)
運河に囲まれた島状の地形である大正区。 少し足を伸ばせば、 水辺の豊かな風景も楽しめる立地だ。 明治初期には紡績 ・造船産業などが盛んで、 工場労働者などが住み働き賑わっていた。
現在は、大阪市24区の中でも最も人口が少なく、住宅の空き家率約20%(総務省「住宅・土地統計調査」2018年)で高齢化も進んでいる。
2021年に誕生したon :e Lab.は、三泉商店街の空き家を活用した、 若者向けのシェアハウス兼コワーキングスペースだ。同世代同士の異なる文化と価値観が交わることで新しいアイデアを生み出す実験場となることを目指す。
三泉商店街は、 JR大正駅から最も近い商店街。 空き店舗率が 52.7%と、全国的に見ても危機的な数字だ。
on :e Lab.が誕生したきっかけに、 マルシェイベント 「のきさきあるこ」 が ある。
シャッターが下ろされた三泉商店街の軒先を活用し、近隣の飲食店、 雑貨店や子ども向けの催しなどが屋台で出店。on :e Lab.代表の平松孝介さんが2020年の 「のきさきあるこ」 に参加したことで、 商店街の空き家に出会い、 三泉商店街との関わりが始まった。
若者が活躍する場をつくる
未経験でも on :eLab.を立ち上げられた理由は二つあ る。
一つは、 のきさきあるこ実行委員メンバーから、 DIYのノウハウ、 資金援助や事業収支計画の支援を受けたこと、 もう一つは、 参加者を募ってDIY工事プロセスを共有し、 オープンラボにて立ち上げへの思いを伝えることで、 一緒に活動する仲間ができたことだ。
「 on :eLab.を始めて、 同世代から飲食店起業希望の相談もあった。 こういう声を拾い、 地域やのきさきあるこ実行委員メンバーと連携しながら、 今後商店街の中で形にしていけたら」 と平松さん。
on :eLab.入居者の要望で、共用スペースに設けられたバーカウンター。
今後はこの場を活用して語らい、 アイデアを紡いでいく予定だ。
電気屋の上にあることを意 味する「on electricsshop」と 誰にも負けない一つの武器 「one」、そして、実験場という 意味の「Lab」を掛け合わせ た造語。アイデアをコミュニ ティで形にする実験の場を 目指している。
【 「大阪市ハウジングデザインシンポジウム」 参加者の感想 】
- 新しくできた商店街と古くからある商店街という二つ異なる事例をもとに話が聞けて 興味深かった。
- 30代前後の方々が、社会との繋がりを意識してその懸け橋になろうとしている姿に感 銘を受けました。今後は世代を超えた人同士の繋がりが重要になると考えています。 このような取り組みを続けて行く若い方に協力が出来ればと思います。
トークセッション登壇者
-
桜木 彩佳 さん (株式会社 散歩社企画統括ディレクター)
-
平松 孝介 さん (on:e Lab. 代表)
コーディネーター
-
髙田 光雄 さん (博士 (工学) 、 京都美術工芸大学教授、 京都大学名誉教授)
-
髙田 お互いの取り組みについて、 質問しながら 進めていきましょう。 桜木さんいかがですか。
-
桜木 若者が少ない地域に、 あえて若者の拠点を作ったことがすごいですね。 若者が少ない地域だからこそ、 支援してくれる人がいるのだと感じます。 入居者のモチベーションや、 今後の展望はいかがでしょうか。
-
平松 子どもの居場所を作りたい人や、 空き家再生に興味がある人などが入居してくれました。 思いはそれぞれですが、 この場所ならつながりができ、 チャレンジできると感じてくれています。 展望についてはまさに、「これからの5年」 をテーマ にしたイベントを計画中です。
-
髙田 on:e Lab. の取り組みについては、強力な応援団がいることが強みですね。 入居者でなくても応援はできますので応援団を増やすことが大事。 今後は平松さん自身が応援者になることが重要ですね。
BONUS TRACKについても、 地域との関係性や、 先ほどポジティブな面での展望はお聞きしましたが、これから20年を考えるうえで不安要素はありますか。
-
桜木 夜遅くまで明るいことや、 区道が整備されたことで、 若者が夜まで楽しむなどの問題が発生することがありました。 そういったことは小田急さんとも相談し解決を目指しています。
その他、 突然テレワークをすることになった方にとって憩いの場になったことや、 近隣で飲食店をされている方にテイクアウトの商品を販売する場所を提供したことについて、 喜びの声を直接聞いています。
今は誕生して2年目、 「新しい」 とまだ言えますが、時間が経ち、 あることが当たり前の風景になって、 下北沢の風景や人が変わっていったときにどう対応していくか、 不安はあるが楽しみな部分でもあります。
-
髙田 お話にあった問題については、 若い人たちと中高年者のライフスタイルの違いが重なることで起こる、 多世代交流の課題と言えそうですね。 桜木さんご自身は下北沢という地域のポテンシャルは高まると考えている、 と感じますが。
-
桜木 いわゆる若者のまち、 単価感が安いという印象から、 スタイリッシュなものや質が高く単価が高いものを受け入れられるムーブメントがまち自体にも起こっている境目であると感じています。 まちの色が増えたらいいと思ってい ます。
-
髙田 なるほど。 一方、 三泉商店街は放っておくと大変な状況になりそうですが、 いかがですか。
-
平松 危機的な状況ですが、 少しずつですが若い人の出店が起こっています。 若い人たちを受け入れる雰囲気を発信していくことが僕たちの役目だなと。 DIYの様子を動画で配信したところ、早速、 工房として使えないかと問い合わせがありました。
-
髙田 若者に向けた取り組みを次々と打ち出していくことが求められますね。今日は、 若い人たちが、 難しいことを乗り越えながら、展望を持ち実践している有意義なお話が聞けました。 ありがとうございました。
コーディネーター
髙田 光雄(たかだみつお) さん 博士(工学)。一級建築士。 京都美術工芸大学教授 / 京都大学名誉教授。大阪市ハウジングデザイン賞選考委員有識者会議座長居住文化を育む住まい・まちづくりの実践的研究を継続している。
※誌面の都合上、第8回大阪市ハウジングデザイン シンポジウムの内容を編集して掲載しています。
商店街と暮らす
~都市居住の魅力を考える~
令和4年2月20日(日)に「第8回大阪市ハウジングデザインシンポジウム」が開催されました。
コロナ禍における日常生活の中で、身近な地域での暮らしが見直され、都市で住まうことの魅力が再発見されたのではないでしょうか。
東京・世田谷区の下北線路街BONUS TRUCKと大阪・大正区の三泉商店街にあるon:e Lab.の事例からこれからの都市居住の魅力について考えました。
※本内容はあんじゅ90号に掲載されております。
下北沢カルチャーを踏襲しながら、 新しい商店街へ
BONUS TRACK (ボーナストラック)/運営者:株式会社 散歩社
ライブハウス ・ 演劇 ・ 古着屋などの小売店が多く集まる下北沢。
エリア内には6つの商店街があり、 個性豊かな小売店が連なった独特の街並みがある。
店同士のコミュニティも強く、 サブカルチャーが育まれてきた場所だ。
小田急線の地下化によっ て2020年に生まれた新しい 「街」 下北線路街は、 街を一変させる開発ではなく既存の街を支援する開発がコンセプト。
その一つとして、 下北沢駅と世田谷代田駅のちょうど間に、 4月BONUS TRACKが誕生した。
BONUS TRACKを運営する株式会社散歩社は、 計画 段階から参加し、 テナント入居者でもある。
現在入居しているのは、13店舗(2022年2月20日現在)。
日本各地の発酵食品を集めた 「発酵デパートメント」 、 日記の専門店 「日記屋 月日」 など個性豊かな 〝他にはないお店〞 があるとして 「新しい商店街」 と銘打った。
オープンと同時期にコロナ禍に突入したが、 その状況でも「散歩をしよう」 と呼び掛け、 近隣の方の利用を促したり、 季節ごとに地域の親子向けのイベントを実施するなど、 地域との関係性を意識している。
インターネット上で完結してしまう商売を、 リアルな場を運営している強みとして、 コーヒーを買いに来たら、 発酵食品のお店が目に付いたなど、 普段の生活では出会えない店舗や商品と出会うという、 日常的な体験の中に創造的な体験を提供でき る場所と捉えている。
チャレンジを促していくスペースに
近年、 下北沢駅周辺の賃料高騰により、 個性豊かな小売店が減少するにつれて大手によるチェーン店が増加し、 かつての〝下北沢らしさ〞 が失われつつある。
個人が小商い (スモールビジネス) を始めやすい環境を作り、 下北沢らしい街並みを未来へ引き継ぐため、坪2万円(諸経費および共益費は除く)という賃料に設定し、チャレンジのハードルを低くした。
BONUS TRACKには、 開店希望の声も多く届く。
今後はテナント入居者のomusubi不動産と連携し、 周辺エリアも含めた空き家のマッチングも考えている。BONUS TRACKをハブに地域が面白くなり、まち自体の景色が変わればと未来を見据える。
元線路跡地「トラック」に 、 ボーナス的(特別)に生まれた 場所。また、CD音盤における 余白「ボーナストラック」とも 重ねて、余白のような場所と して、様々な人にやりたいこ とを自由に表現してほしいと いう思いが込められている。
三泉(さんせん)商店街に生まれた秘密基地。 若者集まれ!
on:e Lab. (ワンラボ)/ 運営者:on:e Lab.(大阪・大正区)
運河に囲まれた島状の地形である大正区。 少し足を伸ばせば、 水辺の豊かな風景も楽しめる立地だ。 明治初期には紡績 ・造船産業などが盛んで、 工場労働者などが住み働き賑わっていた。
現在は、大阪市24区の中でも最も人口が少なく、住宅の空き家率約20%(総務省「住宅・土地統計調査」2018年)で高齢化も進んでいる。
2021年に誕生したon :e Lab.は、三泉商店街の空き家を活用した、 若者向けのシェアハウス兼コワーキングスペースだ。同世代同士の異なる文化と価値観が交わることで新しいアイデアを生み出す実験場となることを目指す。
三泉商店街は、 JR大正駅から最も近い商店街。 空き店舗率が 52.7%と、全国的に見ても危機的な数字だ。
on :e Lab.が誕生したきっかけに、 マルシェイベント 「のきさきあるこ」 が ある。
シャッターが下ろされた三泉商店街の軒先を活用し、近隣の飲食店、 雑貨店や子ども向けの催しなどが屋台で出店。on :e Lab.代表の平松孝介さんが2020年の 「のきさきあるこ」 に参加したことで、 商店街の空き家に出会い、 三泉商店街との関わりが始まった。
若者が活躍する場をつくる
未経験でも on :eLab.を立ち上げられた理由は二つあ る。
一つは、 のきさきあるこ実行委員メンバーから、 DIYのノウハウ、 資金援助や事業収支計画の支援を受けたこと、 もう一つは、 参加者を募ってDIY工事プロセスを共有し、 オープンラボにて立ち上げへの思いを伝えることで、 一緒に活動する仲間ができたことだ。
「 on :eLab.を始めて、 同世代から飲食店起業希望の相談もあった。 こういう声を拾い、 地域やのきさきあるこ実行委員メンバーと連携しながら、 今後商店街の中で形にしていけたら」 と平松さん。
on :eLab.入居者の要望で、共用スペースに設けられたバーカウンター。
今後はこの場を活用して語らい、 アイデアを紡いでいく予定だ。
電気屋の上にあることを意 味する「on electricsshop」と 誰にも負けない一つの武器 「one」、そして、実験場という 意味の「Lab」を掛け合わせ た造語。アイデアをコミュニ ティで形にする実験の場を 目指している。
【 「大阪市ハウジングデザインシンポジウム」 参加者の感想 】
- 新しくできた商店街と古くからある商店街という二つ異なる事例をもとに話が聞けて 興味深かった。
- 30代前後の方々が、社会との繋がりを意識してその懸け橋になろうとしている姿に感 銘を受けました。今後は世代を超えた人同士の繋がりが重要になると考えています。 このような取り組みを続けて行く若い方に協力が出来ればと思います。
トークセッション登壇者
- 桜木 彩佳 さん (株式会社 散歩社企画統括ディレクター)
- 平松 孝介 さん (on:e Lab. 代表)
コーディネーター
- 髙田 光雄 さん (博士 (工学) 、 京都美術工芸大学教授、 京都大学名誉教授)
-
髙田 お互いの取り組みについて、 質問しながら 進めていきましょう。 桜木さんいかがですか。
-
桜木 若者が少ない地域に、 あえて若者の拠点を作ったことがすごいですね。 若者が少ない地域だからこそ、 支援してくれる人がいるのだと感じます。 入居者のモチベーションや、 今後の展望はいかがでしょうか。
-
平松 子どもの居場所を作りたい人や、 空き家再生に興味がある人などが入居してくれました。 思いはそれぞれですが、 この場所ならつながりができ、 チャレンジできると感じてくれています。 展望についてはまさに、「これからの5年」 をテーマ にしたイベントを計画中です。
-
髙田 on:e Lab. の取り組みについては、強力な応援団がいることが強みですね。 入居者でなくても応援はできますので応援団を増やすことが大事。 今後は平松さん自身が応援者になることが重要ですね。
BONUS TRACKについても、 地域との関係性や、 先ほどポジティブな面での展望はお聞きしましたが、これから20年を考えるうえで不安要素はありますか。
-
桜木 夜遅くまで明るいことや、 区道が整備されたことで、 若者が夜まで楽しむなどの問題が発生することがありました。 そういったことは小田急さんとも相談し解決を目指しています。
その他、 突然テレワークをすることになった方にとって憩いの場になったことや、 近隣で飲食店をされている方にテイクアウトの商品を販売する場所を提供したことについて、 喜びの声を直接聞いています。
今は誕生して2年目、 「新しい」 とまだ言えますが、時間が経ち、 あることが当たり前の風景になって、 下北沢の風景や人が変わっていったときにどう対応していくか、 不安はあるが楽しみな部分でもあります。
-
髙田 お話にあった問題については、 若い人たちと中高年者のライフスタイルの違いが重なることで起こる、 多世代交流の課題と言えそうですね。 桜木さんご自身は下北沢という地域のポテンシャルは高まると考えている、 と感じますが。
-
桜木 いわゆる若者のまち、 単価感が安いという印象から、 スタイリッシュなものや質が高く単価が高いものを受け入れられるムーブメントがまち自体にも起こっている境目であると感じています。 まちの色が増えたらいいと思ってい ます。
-
髙田 なるほど。 一方、 三泉商店街は放っておくと大変な状況になりそうですが、 いかがですか。
-
平松 危機的な状況ですが、 少しずつですが若い人の出店が起こっています。 若い人たちを受け入れる雰囲気を発信していくことが僕たちの役目だなと。 DIYの様子を動画で配信したところ、早速、 工房として使えないかと問い合わせがありました。
- 髙田 若者に向けた取り組みを次々と打ち出していくことが求められますね。今日は、 若い人たちが、 難しいことを乗り越えながら、展望を持ち実践している有意義なお話が聞けました。 ありがとうございました。
コーディネーター
髙田 光雄(たかだみつお) さん 博士(工学)。一級建築士。 京都美術工芸大学教授 / 京都大学名誉教授。大阪市ハウジングデザイン賞選考委員有識者会議座長居住文化を育む住まい・まちづくりの実践的研究を継続している。
※誌面の都合上、第8回大阪市ハウジングデザイン シンポジウムの内容を編集して掲載しています。